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- 用語解説集
【目次】
【単位編】
- 厘
- 尺貫法における長さの単位。1厘は1/100寸に相当し、約0.303ミリメートル
- 分
- 1 寸 = 10 分
- 寸
- 手の象形の左に横線を引いたものが「寸」という文字の元々の形である。これは、手首に親指を当てて脈拍を計る様子を形取ったものであり、そこから親指の幅を指す現在の寸の意味になったという。また、『説文』には「人の手をへだてること一寸、脈拍これを寸口といふ」という記述があり、ここから、手の平の下端から1寸の位置で脈を計るため、「寸」の文字がこの長さを表すようになったとする説もある。1寸は(1/33)メートル、すなわち約3.03センチメートル(cm) 1尺=(10/33)メートル(m)と定められたので、1寸は(1/33)メートル、すなわち約3.03センチメートル(cm)
- 間
- 尺貫法における長さの単位である。日本においては現在は1間=6尺と定義されており、60間が町(「丁」とも表記する)となる。明治時代に1尺=(10/33)メートルと定められたので、1間は約1.8182メートルに相当
- 坪
- 尺貫法による面積の単位。現在は一辺が6尺(1間)の正方形の面積と定義されており、それは約3.3平方メートルに相当する。また、1坪の面積は一般的に2畳の広さにあたる
【地業~基礎編】
- 水盛・ 遣り方
- 基準となる高さを決めて、そのラインを工事するに当たって土地上で分かるようにする。 精密機械のなかった時代に、水を盛れば低いところに集まる習性を利用して高低を測ったことからこう言われている。建物を造る際に「水盛遣方(みずもりやりかた)」という工程があり、この作業によって(1)基準の高さを出して「水盛」・・・水を流せば水平かどうかがわかる(2)基礎位置の平面的な基準となる枠(丁張)を設置する「遣方」と言われる。
- 掘り方
- 基礎は地盤表面より下で建物を支えている。現状地盤を基礎底部の深さに合わせて掘る事を掘り方とか根切りと言う。
- 人通口
- 床下の点検時に、各部屋床下を人が行き来するために設けられた立ち上がりの基礎を部分的に無くした箇所 。
- 異形鉄筋
- 薄くて丸い輪っかに、それと同径の丸い鉄筋を通したような形をしており、コンクリートとの付着の表面積を増やすことで、コンクリートとより一体的になるためにこのような形をした鉄筋を用いる 。
- コンクリート
- 水・セメント・砂・砂利などを一定の配合にしたがってかき混ぜたもの。特に打設前の固まる前のコンクリートをフレッシュコンクリートと言う。
- 型枠
- 流し込むコンクリートが養生期間を経て目的の構造物の形になるようにするための型。コンクリートのモールド。型板の、コンクリートとの接地面を工夫することで仕上がり時に、様々な表情のコンクリートが出来る。
- 砕石・ クラッシャー
- 掘削工事完了後、基礎内部に7~15センチ位40ミリほどの大きさの砕石を敷き込み、基礎が沈まないよう十分にプレート及びランマーで転圧を行い、住宅基礎に必要な地耐力をす。コンクリート打ちの前の軽度な地盤改良ともいえる。
- ステコン
- 強度を出すためではなく、住宅の外周部や内周部に墨出しを行い、正確に施工するための補助的なもの。
- 墨出し
- 設計図どおりに基礎を造るために、図面と照らし合わせながら実際の配置を地盤上(この場合、ステコン上)に墨で線を引いていくこと 。
- 転圧
- 砕石を敷いた後、新たに敷いた砕石と元の根切りをした地盤との密着性を高めるために、ランマーなどで振動を加えて地盤を締め固めて、地盤の沈下を防ぐ。
- 防湿・防虫シート
- 地面からの湿気の立ち上がりや、虫の侵入を防ぐべく、ナイロンのようなシートを施工部分に敷き詰める 。
- シングル配筋・ダブル配筋
- コンクリートは圧縮に強く引っ張りに弱いのに対し、鉄筋は圧縮に弱く引っ張りに強いと言うお互いの性質を利用し、さらに同じ温度変化でほぼ同じ伸縮性を持っているため、鉄筋コンクリート造というものが考えられた。立ち上がりの場合、一列に鉄筋が一列で並んでいればシングル配筋、二列で組んであればダブル配筋と呼ばれる。床面スラブならば一面に対して一面で組まれているものがシングル配筋、二面で組まれていればダブル配筋。
- ベンダー
- 鉄筋加工の際に、鉄筋を曲げる(bend)機械 。
- スラブ・ベース
- 地面に接している基礎。
- 立上り基礎
- 床面に対して鉛直方向に立ち上がっている、実際に家の土台が載る側の基礎。
- 被り
- 鉄筋からコンクリート表面までの最短距離のこと。骨(鉄筋)付きの肉(コンクリ)に例えれば、肉の厚み部分にあたる。供用環境にもよるが、住宅基礎では3~4cm程度である。外部における鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)は外気や風雨にさらされるため内部へ水が侵入し鉄筋に到達してさびると、鉄筋の容積が膨らみ、コンクリートとの付着が悪くなり、基礎の強度が格段に下がるので、被りは多くとったほうが良い。コンクリートは元々はアルカリ性であるが、表面が水を介して空気中の二酸化炭素(酸)と反応することで表面は徐々に中性になる。これがコンクリートの中性化反応である。中性化反応を防ぐために、コンクリートに要求される性能の一つに水:セメントの容積比率が挙げられる。配合の段階で水に対して、セメントの量は2~2.5倍程度だと中性化の速度も遅らせることができる。ただし、一般的にセメントの割合が多いコンクリートは施工性が悪く、またコストも多く掛かる。コンクリートの内容物はセメント・水・砂・直径3cm程度の石ころである。ここに、作業性などの性能を向上させる混和材・減水剤を入れる。近年、高度成長期に建設されたトンネルなどのコンクリートの剥落の原因として挙げられるのは、この被り厚さが充分に確保されていないことが多い。大工の手加工のバラつきを懸念されることがあるが、現場打ちのコンクリートも30~40年ほど前に建てられた物件では現場で練られたものが大半であるので、こちらのバラつきも考慮されるべきである。詰るところ、知識・経験に裏づけされた施工・監理がなされていれば、木造だから耐用年数が○○年、RC造だから耐用年数が△△年、などという区分はあまり意味をなさないと考える。
- 定着
- 木材にかぎらず、輸送を考えれば、棒鉄筋も一本の長さが限られてくる。そうなれば、鉄筋を継ぎ足す箇所が必要となる。隅角部など、角度がついたり折れ曲がったりするときも同様に、元部材から相手部材に鉄筋を渡して相互2本の鉄筋を重ねることで鉄筋コンクリートとしての一体化を図ること。
- 束石
- 家の土台を受ける短い柱のようなものを束といい、その脚部が地面であった場合、地面からの湿気による劣化が考えられるので、塚と地面との縁を切るために、置く石です。
- 布基礎
- 家の過重を受ける外周部や柱の載る主要な部分はコンクリートにする基礎。
- ベタ基礎
- 床面全体にコンクリートを打ち、外周部・柱に掛かる荷重を床面全体で地盤に伝える基礎。コンクリートの量が布基礎に比べて多くなるので、その分、施工費用は多く掛かる。
- 独立基礎
- 用途的には束石と同じ。載荷される部分に一対一対応で、過重を地盤に伝える。 ベタ基礎が面的、布基礎を線的であるとすれば、独立基礎は点的であるといえます。
- 深基礎
- 地盤調査の際に1点だけ僅かに地盤強度が基準に満たなかったとき、そのポイントの周りだけスラブのコンクリートを厚くしたり、インナーガレージの基礎と住居部分の基礎とを一体化させたりする場合等に、用いる。要は何らかの理由により、床面のコンクリートを通常に比べて深くした基礎。
【構造編】
- アンカーボルト
- 基礎コンクリート部分と家の土台である木部をつなぎとめる金物です。
- ホールダウン
- 四方の角など、荷重が特に多く掛かる柱や通し柱、筋違の足元を負担させる柱と、基礎を緊結させるかなもの。土台を突き抜けて柱をつなぐため、見た目はアンカーボルトより長い。
- 短冊金物
- 梁を介して上下階の管柱の緊結に使用する補強金物。
- 防蟻処理
- 地盤から、防蟻シートで縁を切り、土台と、一階部分の柱には人間には害の無い程度の防蟻材を塗布する。1階の床面から1mの高さまで(白蟻飛散の恐れがある部分)はこのような処理を行う。
- 墨付け
- 材料を加工する前に、墨つぼと墨さしを使って大工が柱材や梁材、造作材などに印を付ける作業。
- プレカット
- 大工が図面をもとに柱や梁に墨付けをし、木材の仕口や継手を手刻みで行なっていた部分を、コンピューター制御による機械で行い、手加工によって生じやすい品質のバラツキをなくし、現場の省力化、工期短縮を計る工場生産システム。
- 集成材
- 挽き板を繊維方向に組み合わせ、接着剤で接合した木材加工製品。集成材は、無垢材にある節などの欠点を取り除き、強度のバラツキがなく、狂いや割れが生じにくく、住宅の柱や梁などの構造材や造作材などに使われます。
- ホゾ
- 木材、石、金物などを接合するときに、一方の材に開けた穴にはめ込むため、他方の材の一端に作った突起のこと。
- 仕口
- 2つの木材を接合するために刻んだホゾや継手、組手の総称。
- 柱
- 垂直荷重を支える垂直部材の構造材。
- 間柱
- 柱と柱の間にいれる垂直材。壁を構成する部材。
- 管柱
- 木造在来軸組み工法の建物で各階毎に設けられた柱
- 通し柱
- 上下階を1本の柱で通したもの 。
- 隅柱
- 建物の隅角部にある柱。
- 梁
- 屋根や上階の重みを支えるために横(横架材)に渡す構造材。木造の場合は、小屋組を受ける梁を「小屋梁」、上階を受ける梁を「床梁」と言い、また、部位により、「軒桁」、「胴差し」と呼んでいる。木造の最下部で、柱からの荷重を基礎に伝える横架材。基礎の上端に設け、断面寸法は管柱と同寸、若しくは一回り大きなものが用いられます。軒桁最上階の小屋組を受ける外部廻りの横架材。
- 垂木
- 根の野地板を張るために、その直下にある部材で、軒桁、母屋、棟木の上に、屋根勾配なりに設置される部材。
- 野地板
- 屋根の仕上げ材や防水材の下葺き材を取り付けるための下地材。垂木の上に設ける。耐水合板、特類・1類など合板にも種類がある。
- 束
- 木造在来軸組み工法などで、母屋や大引を支える部材。小屋束、床束などがあるが、短い柱材を総称してこう言うときもある。
- 母屋
- 垂木を支持する小屋組水平部材。
- 棟木
- 屋根の頂部にある母屋と同じ役目をもつ水平小屋組部材。
- 隅木
- 寄棟屋根などの場合に、屋根勾配なりに軒桁や母屋に対して45°に取り付けられる小屋組部材。隅棟部分に設ける、小屋組材 。
- 谷木
- 文字通り、隣り合う屋根傾斜面の交わる水下部分で、外壁が入隅になる部分の屋根に設ける、母屋に対して45°に取り付けられる小屋組部材。
- 上棟
- 柱や梁などの骨組みが完成し、棟木を取り付けること
- 木殺し
- 木と木の接合部を堅固に合せる為に、切ったり削ったりして合せるのではなく、玄翁等でたたく事で、後々に木材組織が元に戻ろうとする力によって、より隙間のない(応力の伝達がスムーズに行われる・防水性に優れた)接合部となる。
- 筋違い
- 壁に斜めに入れる斜材で、水平力に抵抗するための部材で、筋かいを入れる事で耐力壁となります。耐力壁は、筋かいのサイズによって強さが建築基準法にて、壁倍率として定められています。
- 火打ち梁
- 梁や桁など直行する方向に、変形を防止するために設ける平面的に45°傾いた斜材。1階の床に設けるものを「火打土台」、2階などの床や小屋組に設けるものを「火打梁」と言う。柱と梁どうしなど、立面的に45°傾いた斜材を方杖という。
- 梁成
- 梁の上端から下端までの寸法。厚み。曲げに対する抵抗力は梁せいの3乗に比例する。一般的に分厚いものが曲がりにくいのは、この性質による。
- 階高
- 床面より、その直上階の基準床面までの高さ つまり、1階の床から二階の床までの高さ 土台の天端から、二階を支える梁の天端 とも言い換えることができます。
【木材編】
- 生き節
- 木の生育段階(伐採前)で幹から枝が伸びていた根元の部分。周囲の繊維組織と密着している為抜け落ちることはないが、以前は見た目の均一な美しさから無節の材が好まれたため、節がない方が良いとされた。死に節:幹が生きている間に枯れ枝となった枝の根元部分。節が孤立しているので木材として加工した中では、節部分が抜け落ちやすい
- 心材・赤み
- 杉の木の幹の断面を見たときに、芯の近く、真ん中は赤くなっている。樹木としては、育ってから長い時間が経っており、硬く、狂いが少なく、耐久性に優れている。
- 辺材・白太
- 心材・赤みを除く、丸太の外側、樹皮に近い部分。樹木としては新しい部分であり、生育段階の部分であるため、心材に比べて軟らかく、水分が多く含まれていて、虫にも食われやすい。
- 日表
- 木が生えていたときの環境。文字通り、日に当たっていた部分。これに対して、日が当たらないほうを日裏と言う。 木の性質として、日の当たる側は枝を良く伸ばし、葉を茂らそうとする。その結果、製材された日表部分は節が多くなる。その反面、枝葉の重量に耐えてきたので、日面は粘りが強い材となる。日裏はこれらの性質の逆が言える。
- あて
- 山に生える木は、発芽時は斜面に垂直に芽を出し、生育時は水平面に垂直に伸びていくことから、根元は一旦湾曲した部分ができる。この部分を『あて』という。木は自重だけでなく、雪の荷重や風力に耐えながら育つため、根元のこの部分で大きな力を負担する。この為、製材過程での、切断の際に、それまで繊維同士が絡まりあって押えられていた癖が突然噴出すことがある。製材加工する上では、表面上ではわからないこれらの一本一本の木のくせを見抜いて製材する経験・知恵・勘が必要である。
【照明編】
- 全般照明
- 室全体をほぼ均一に照らす方法。例:コンビニや量販店などの天井照明に多い。
- 局部照明
- 居住者の作業や行為にあわせた、限られた範囲とその周辺を照らす方法。例:キッチンなどの作業灯、書斎の電気スタンドなど。
- 局部全般照明
- 全般照明と局部照明の組合せたもの。タスク・アンビエント照明と呼ばれる。全体を低めの照度で照らし、作業場所は局部照明でそれよりも明るく照明配置すること。必要に応じて、強弱をつけられるので省エネにもつながる。
- 建築化照明
- 天井や壁に照明を組込むことで、天井や床・壁を照らす光のみをみせるものである。これにより、建築やインテリアのテイストを、器具によって損なわせずに済むことが可能である。代表的なものに、コーブ照明、コーニス照明、バランス照明、光天井、光壁、光床、コファー照明、アッパー照明、ラインライト照明、トロファー照明、ビーム照明、スカイライト照明などがある。また、壁や天井でなくとも、造付けの家具などでも、照明を仕込むことで、これらの効果を得ることも考えられる。
- コーブ照明
- 天井面を明るく照らし、その間接光(反射光)によって空間の明るさを得る。
- コーニス照明
- 壁面を明るく照らし、その間接光(反射光)によって空間の明るさを得る。
- バランス照明
- コーブ照明・コーニス照明の手法を併せたものである。壁面を照らした反射光と、天井を照らした反射光で明るさを得る。
- 光天井・光壁・光床
- 照明を取付けた床・壁・天井を、半透過のガラスやアクリル板、不燃布などで仕上げ、面全体をムラなく発光させる手法。
- LED
- Light Emitting Diode 電圧を加えると+と-を帯びた半導体どうしが結合し、同時に生成されるエネルギーが直接光になるため、変換効率が良い。このことから、省エネ光源として期待されている。寿命は蛍光灯の6000~12000時間に比べてLEDは40000時間と言われているが現時点では導入時のイニシャルコストが高いことがネックとなっている。寿命が長いことから、電灯の交換・メンテナンスが困難な箇所や、高所の広告・看板に利用されることも多い。




